健康診断で血糖値が高いと言われた方へ ― 糖尿病の本当に怖い「合併症」とは?
🩺 当院では、生活習慣の改善を中心に、薬だけに頼らない医療を大切にしながら、心臓や血管のリスクも含めた総合管理を行っています。
健康診断で
「血糖値が高めですね」
「HbA1cが少し上がっています」
と言われたものの、体調も悪くないし様子を見ている…
そんな方は多いのではないでしょうか。
しかし当院では、症状がない今こそが最も重要なタイミングだとお伝えしています。
なぜなら糖尿病は、静かに全身を傷つけていく病気だからです。
🍬 糖尿病は「血糖値の病気」ではなく「血管の病気」
糖尿病というと「血糖値が高い病気」と思われがちですが、医学的には全身の血管を傷つける病気です。
血液中の糖が多い状態が続くと、血管の内側が少しずつダメージを受け、体のさまざまな場所に障害が起きます。
しかも初期はほとんど自覚症状がありません。

🔍 糖尿病の合併症は大きく2種類あります
① 細い血管が傷つく合併症(しめじ)
🧠 神経障害
足のしびれ、感覚低下、傷に気づきにくくなるなど。
症状がない段階から進行していることも少なくありません。
👁 網膜症
目の奥の血管が傷み、視力低下や失明につながることがあります。
🧂 腎症
腎臓の働きが低下し、進行すると人工透析が必要になります。
現在も透析導入の原因第1位が糖尿病です。

② 大きな血管の病気(命に関わる合併症)
糖尿病は心臓や脳の血管にも影響します。
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心筋梗塞
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狭心症
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脳梗塞
糖尿病のある方は、心筋梗塞を一度経験した人と同程度のリスクを抱えるという研究報告もあります。
当院が循環器の立場から糖尿病管理を重視する理由がここにあります。

🧠 脳や免疫、歯にも影響します
糖尿病は
✔ 認知症リスク上昇
✔ 感染症にかかりやすい
✔ 歯周病の悪化
など全身に影響します。
血糖値だけの問題ではありません。
🌱 でも、ここが希望です
医学研究から分かっている、とても大切な事実があります。
👉 糖尿病と診断された早い段階でしっかり管理できた人は、将来の合併症リスクが長期間にわたって低く保たれる
これを医学的に「レガシー効果」と呼びます。
これは単なる「今の予防」という意味ではありません。
糖尿病の初期に血糖コントロールが良かった人は、その後の人生のどこかで血糖値が少し悪化する時期があったとしても、合併症が起きにくいことが分かっています。
反対に、診断後の数年間を放置してしまうと、後から一生懸命管理しても、その影響が長く残り、合併症リスクが高いままになることがあります。
つまり、初期の管理は「将来の体への貯金」。
その効果は何年も先まで続く、特別な意味を持っています。
❤️ 当院でサポートできること
当院では、糖尿病予防や血糖コントロール改善を目的とした生活習慣支援にも力を入れています。
管理栄養士による食事指導や、運動療法士による心臓リハビリの中で、無理のない方法で「血糖の波を穏やかにする生活」を一緒に考えています。
✨ まとめ
糖尿病は
「血糖値が高いだけの病気」ではなく、全身の血管を静かに傷つける病気です。
しかし、今気づいた方にはチャンスがあります。
症状がない今こそが、体を守れる最良のタイミングです。
健康診断で血糖値を指摘された方、すでに糖尿病と言われている方も、将来の合併症を防ぐために一度ご相談ください。
当院では、皆さまが長く元気に生活できるよう、全力でサポートしています。
🩺 しんがい内科・循環器内科 沼南クリニック
広島県福山市新涯町6-11-6
内科・循環器内科・心臓リハビリ・生活習慣病外来
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