多くの脂肪肝には病的意義はありません。あくまで病気ではないということです。ですが、これまでにお話ししたように、肝臓の機能はすでに落ちてきていて、病気ではないが、体調が悪い原因になったりします。また肝臓のは痛みを訴えません。脂肪肝が次のステージ、肝炎や肝硬変になってしまった後ではすでに取り返しのつかない可能性もあります。
これまでのデータでは脂肪肝の中でもNASHという脂肪肝炎の状態になる方が約10%程度います。また脂肪肝の人が将来肝硬変になったり肝臓の癌になる人が1%程度、肝臓が原因でなくなる人は1%以下です。ですが脂肪肝は生活習慣の乱れから起きる病気です。その結果、脂肪肝の方は肝臓以外の癌でなくなったり、心筋梗塞などの動脈硬化病変で亡くなる可能性が脂肪肝がない人と比べて約1.5倍程度高くなります。