狭心症の症状とチェックポイントについて
こんにちは、しんがい内科・循環器内科 沼南クリニック院長の安原健太郎です。
今日は狭心症の症状とチェックポイントについてお話しします。
狭心症とはどんな病気?
心臓の周りには心臓の筋肉に栄養と酸素を送る3本の血管があります。これらの血管をまとめて冠動脈と言います。
狭心症とはこの冠動脈が狭くなり、筋肉に十分な栄養と酸素が届かなくなり、胸痛などの症状が出現する病気です。
【狭心症の種類】
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労作性狭心症:運動やストレス時に症状が出現。
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冠攣縮性狭心症:寒暖差などで血管が収縮し、安静時にも症状が現れます。
一般的な狭心症とは労作性狭心症のことを指します。心臓を栄養する血管が動脈硬化で狭くなり症状が出現します。
狭心症の原因
高血圧や糖尿病などの生活習慣病が主な原因です。
偏った食事や運動不足、喫煙により動脈硬化が進行します。予防には生活習慣の改善が重要です。
特に甘いのもの、ご飯やパン、麺など炭水化物に偏った食事。添加物が多いと動脈硬化が進行します。
狭心症の症状とは?
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鳩尾あたりの圧迫感や不快感(運動・ストレス時に出現し、休息で改善)
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冷や汗や息切れ
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左肩や顎の痛み、吐き気、めまい
受診のタイミング
普段感じない胸痛や息切れ、体調の異変を感じたら早めの受診をおすすめします。
症状だけで診断は難しく、心臓CTやカテーテル検査が必要です。
狭心症は突然発症する可能性があります。「おかしい」と思ったら無理せず受診しましょう。